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大河ドラマに恋して

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小野篁ゆかりの井戸 六道珍皇寺 

京都の行く度に、何度か訪れた六道珍皇寺

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平家一門の館があった六波羅の地は、鳥辺野の端にあたるため、現世と冥界の接点と考えられ、六道まいりの信仰を集めました。

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六道珍皇寺は、建仁寺の塔頭で、古くは愛宕寺と呼ばれました。
平安・鎌倉時代には東寺を本寺として隆盛しましたが、その後衰退。
室町時代に再建され、臨済宗に改められました。

平清盛が死去した後、荼毘に付したのが六道珍皇寺辺りだといわれています。


rokudou8.jpg

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六道珍皇寺には、閻魔像と小野篁像が並んで安置され、小野篁にまつわる奇怪な伝説があります。

小野篁は、平安初期の政治家であるとともに歌人・学者としても有名で、あの遣隋使で有名な小野妹子の子孫にあたり、孫には小野道風がいます。そして、小野政次もその小野家の末裔といわれています。

小野篁には奇怪な伝説、逸話が残されており、180cmを越える巨漢で、昼間は朝廷、夜は閻魔庁に勤め、閻魔大王の諮問役をしていたといいます。

北区紫野には、小野篁と紫式部の墓が建ち並んでいます。

二人の関係は?というと、愛欲におぼれた物語を書いたという罪で、閻魔大王の前に引き出された式部を篁が取り成したという話があります。

また今昔物語集には、恩人の藤原良相が亡くなった際、閻魔大王に取り成して命を助けたという話もあります。

rokudou1.jpg

盂蘭盆会の六道まいりは有名で、この日に撞く鐘を「迎え鐘」と呼び、精霊を冥界から呼び戻すといわれています。

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ここが篁が夜ごと冥府通いに使っていたという井戸です。

rokudou ido1

rokudou ido2

※これは、2012年の特別公開で撮影したもので、普段は遠くから格子の隙間から覗くことしかできません。

井戸は京都市街を通って、嵯峨野の清涼寺横の井戸にも続いているという噂まであります。
こんなのが残されていると、伝説はまんざら嘘ではない気がしてきます。

あの世への入り口と書かれていると、ちょっとびびりますよね(゚△゚;ノ)ノ

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Comment

NoTitle 

入口があれば、出口もある?!

今日は久しぶりに仕事いきますね~>_<
  • posted by シネマ大好き娘 
  • URL 
  • 2017.08/25 03:05分 
  • [Edit]

NoTitle 

小野妹子の末裔だったかも
歴史はやはりロマンいっぱいで良いものだな〜
応援!
  • posted by せいパパ 
  • URL 
  • 2017.08/25 05:20分 
  • [Edit]

NoTitle 

冥界への入口の井戸も出口の井戸もありますが、写真で見ただけで実物は特別公開日の許可がでます!
良い写真です!
  • posted by willy_tsuguo_shikata 
  • URL 
  • 2017.08/25 06:43分 
  • [Edit]

NoTitle 

おはようございます。
六道珍皇堂というところ、
恥ずかしながら初めて知りました。
これからじっくり拝見しながら見てみます。
たいへん暑くてきのうも参りました。
オカラダお気をつけください。☆☆
  • posted by マーチャン 
  • URL 
  • 2017.08/25 07:12分 
  • [Edit]

こんばんは 

こんばんは。
六波羅蜜寺は行ったことありますが。
ここは行きませんでしたね。
閻魔庁に勤め、閻魔大王の諮問役って。
凄すぎます。(笑)
  • posted by 自転車親父 
  • URL 
  • 2017.08/25 20:50分 
  • [Edit]

NoTitle 

あの世への道ですか。
なんだか夏にはあまり行きたくない場所です(笑)
応援ぽち2.
  • posted by みかん農家 
  • URL 
  • 2017.08/25 22:47分 
  • [Edit]

皆様へ 

こんばんは!
今日も暑い一日でした。
夜になっても蒸し暑さがおさまりません。

この六道珍皇寺の記事を今年再び使えるとは・・・
小野家の歴史的有名人には、それぞれ謎が多いですね。
また京都に行ったら訪ねてみようっと!
  • posted by しずか 
  • URL 
  • 2017.08/25 22:55分 
  • [Edit]

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