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大河ドラマに恋して

NHK大河ドラマ「いだてん」「西郷どん」「おんな城主直虎」「真田丸」「花燃ゆ」「軍師官兵衛」「八重の桜」「平清盛」「江」の史跡巡りと歴旅紀行

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日坂宿を行く(8)萬屋

萬屋はもっぱら庶民の泊まる旅籠でした。

IMG_6403 萬屋
 
間口が4間半(約8.2メートル)であり、幕末としては中規模の旅篭です。1階が「みせ」や「帳場」で、2階が宿泊のための「座敷」というごく普通の店構えです。
 表の蔀戸(しとみど)は当時の一般的な店舗建物の使用であり、昼間は障子戸、夜は板戸の様は、日坂宿では昭和20年代まで数多く見られました。
 日坂宿は嘉永年間に大火災にあい、萬屋の土間下からも当時の焼土がみられ、それを裏付けています。このことと建物内部の柱が差鴨居の多用によって、かなり省略されている点等から考慮して、嘉永から安政にかけて建築された建物と思われます。
当時、1階はすべて板間で、事ある時のみ畳を敷いたと思われます。
 1階に通り土間がないこと、2階正面の出格子が掃き出しで格子戸がなく、建ちの低い手摺のみで開放的であること等が、一味異なった構えの旅籠です。
(掛川市HPより)

IMG_6402 萬屋

萬屋 
江戸時代末期の旅籠。嘉永五年(1852)日坂宿大火で焼失し、その後まもなく再建されました。再建時期についての明確な資料はありませんが、建物内部の構造体や壁に貼られた和紙に書かれていた「安政三年丙辰正月・・・」から考えて安政年間(1854~1859)のしかも早い時期かと思われます。
同じ宿内で、筋向いの「川坂屋」が士分格の宿泊した大旅籠であったのに対して「萬屋」は庶民の利用した旅籠でした。
一階に裏手に抜ける通り土間がないこと、台所が不明であること、二階正面の出格子がニ階床と同じ高さで、腰高の手すりが付き、大変開放的であることなどが、この旅籠の特徴です。
又、一階正面の蔀戸(しとみど)は当時の一般的な店構えの仕様であり、日坂宿では昭和二十年代まで数多く見られました。
尚、文久二年(1862)の宿内軒並取調書上帳(古文書)には「萬屋」について次のように記されています。

間口  四間半
畳   三拾三畳    旅籠屋
板鋪  六畳      嘉 七
奥行  七間半
惣畳数〆三拾九畳
惣坪数〆三拾三坪七分五厘

今回の修理では、主に一、二階の正面を復原することを目的としたため、内部は大きな復原をしませんでしたが、調査結果は図(省略)の様になり、階段位置が反対であったり、二階が四間あったと思われます。文久二年の記載との違いは、この記載が旅籠の営業部分のみを記載しているためです。記録に見られる建坪と解体調査の結果から考えて、食事を供しない宿であったと思われます。

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Comment

NoTitle 

江戸時代は本陣、脇本陣、士分格の宿、庶民の宿と相当格差があったのですね!
  • posted by willy_tsuguo_shikata 
  • URL 
  • 2019.10/14 07:30分 
  • [Edit]

NoTitle 

茨城県県には旅籠は残って無いかも
応援!

NoTitle 

おはようございます。
日坂宿そのものを、
あんまり知らなくて調べないと。
江戸時代の建造物がポツーンと、
一軒家で残っているのでしょうか。
応援ポチ☆
  • posted by マーチャン 
  • URL 
  • 2019.10/14 10:25分 
  • [Edit]

NoTitle 

東海道の宿場町ですから
お伊勢参りに行く人たちが
泊まったりしたのでしょうね。

私は宿場町を歩くのが好きです^ ^

応援ぽち
  • posted by よっちん 
  • URL 
  • 2019.10/14 17:35分 
  • [Edit]

NoTitle 

昔も食事の提供の無い宿もあったのですね。
応援ぽち2.
  • posted by みかん農家 
  • URL 
  • 2019.10/14 22:06分 
  • [Edit]

こんばんは 

こんばんは。
庶民用ですか。
親しみがありますね。(笑)
そう言うものが残されているのがうれしいです。
だいたいは侍用が多いでしょうから。
  • posted by 自転車親父 
  • URL 
  • 2019.10/14 22:26分 
  • [Edit]

皆様へ 

こんばんは!
昨日は台風が去って、爽やかな一日でしたが、今日はまた天気が崩れました。明日もまた雨に予報です(;O;)

さて、この宿は庶民のための宿。
本陣と比べると、かなりの差があったのでしょうね。
江戸時代の身分の格差を感じます。
  • posted by しずか 
  • URL 
  • 2019.10/14 22:37分 
  • [Edit]

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毎年の大河ドラマに合わせて旅行、史跡めぐりをしています。

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