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大河ドラマに恋して

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」「いだてん」「西郷どん」「おんな城主直虎」「真田丸」「花燃ゆ」「軍師官兵衛」「八重の桜」「平清盛」「江」の史跡巡りと歴旅紀行

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荒木村重の遺児・絵師となった岩佐又兵衛(1)又兵衛の生涯

天正6年(1578年)、岩佐又兵衛は、伊丹の有岡城主・荒木村重とだしとの間に誕生。

生れた翌年の天正7年(1579年)、村重は織田信長に謀反を企て、失敗。(有岡城の戦い)。
落城の際、城の残された荒木一族・郎党は惨殺されましたが、幼子であった又兵衛は乳母に救い出され、石山本願寺に保護されました。

成人した又兵衛は母方の岩佐姓を名乗り、信長の息子織田信雄に近習小姓役として仕え、信雄の改易後は「勝以」と改名し、京で絵師の修業を積んだといいます

又兵衛の描く人物には、豊かな頬と長い顎を持ち「豊頬長頤(ほうぎょうちょうい)」と形容される独特な画風があり、「浮世絵」「大津絵」の源流となったともいわれています。

又兵衛自画像
Matabei.jpg

洛中洛外図屏風 舟木本」(東京国立博物館所蔵)は今日では又兵衛が制作に関わったのではないかといわれています。

又兵衛40歳の頃、徳川家康の孫にあたる福井の北之庄藩主・松平忠直に招かれてこの地に移り、20余年を過ごしました。

舟木本の後に描かれたとされる「豊国祭礼図屏風」は、慶長9年(1604)豊臣秀吉の七回忌に行われた豊国社臨時祭礼を題材とした作品で、又兵衛によるものと推定され、屏風の発注者は、忠直ではないかとされています。

忠直は、大阪夏の陣では真田幸村らを討ち取るなど戦功を挙げましたが、戦後の論功行賞に不満を抱き、次第に家臣を討つなどの乱行が目立つようになったといいます。

この忠直との出会いが又兵衛独特の画風を生んだのか。
または自身の生い立ちのせいなのか、又兵衛の絵巻には、彼独特の画風が表れています。

『山中常盤』

山中1

神田・神保町の古本屋で、昭和3年に売り出された絵巻を、あるドイツ人が買おうとしていたのを、貴重な文化財の海外流失を食い止めるため、ある出版社の代表が全財産を投げ打って買い取ったという曰くつきの絵巻なのだそうです。

奥州へ下った牛若を訪ねて、都を旅立った母の常盤御前が、山中の宿で盗賊に殺され、牛若がその仇を討つという物語。

『堀江物語』

堀江

東国豪族間の紛争を舞台に、父母の仇討ちと堀江氏の再興を果たす物語

『浄瑠璃物語』

浄瑠璃

奥州へ下る牛若と三河矢矧の長者の娘浄瑠璃との悲恋物語。

『小栗判官』

戦に敗れ常陸の国に逃れた小栗判官と、相模の大富豪、横山家の長女 照手姫との悲恋物語。
これらの絵巻には、愛と復讐の物語というテーマで、凄惨な合戦場面や惨酷な殺戮場面が描かれている点が共通しています。

「浄瑠璃物語絵巻」「山中常盤物語絵巻」、「堀江物語絵巻」は熱海のMOA美術館が所蔵、
「小栗判官物語絵巻」は宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵しています。

2014年09月26日(金)~10月28日(火)にMOA美術館で、又兵衛「豊国祭礼図屏風」と「浄瑠璃物語絵巻」と題した展覧会が催され、「豊国祭礼図屏風」「浄瑠璃物語絵巻」「山中常盤物語絵巻」、「堀江物語絵巻」、「官女図」、「寂光院図」などのが一堂に公開されたので見に行って来ました。

又兵衛作品集の紹介

岩佐又兵衛作品集―MOA美術館所蔵全作品

宮内庁三の丸尚蔵館所蔵の岩佐又兵衛「小栗判官物語絵巻」
ミラクル絵巻で楽しむ「小栗判官と照手姫」―伝岩佐又兵衛画 (広げてわくわくシリーズ)


又兵衛は、寛永14年(1637年)徳川家光の娘・千代姫が尾張徳川家に嫁ぐ際の婚礼調度制作を命じられ、20年余り江戸で活躍した後、生涯を終えました。

晩年の又兵衛の画風は、特異な画風は影を潜め、落ち着いたものになったそうです。

長谷川等伯の養子になった長谷川等哲も又兵衛の子といわれています。
荒木村重は、茶人となり、子には絵師の才能があった・・・村重には芸術家の血が流れていたのかもしれませんね。

(Wikipedia、「美の巨人たち」HP参照)

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Comment

NoTitle 

常陸国の名前に反応しました。
常陸国は南北朝時代最後の激戦地
戦国時代は強い武将が多すぎて佐竹氏が何とか統一した。
小さなエリアで激戦を繰り返したので
茨城の歴史はあまり全国的に有名にはならない。
応援!

NoTitle 

荒木村重の遺児・絵師となった岩佐又兵衛は武将として生きたが数奇な運命で絵師となり常盤御前と牛若丸の生涯を描いた絵画がMOA美術館に保存されているのですね!
  • posted by 四方續夫 
  • URL 
  • 2020.07/09 06:26分 
  • [Edit]

NoTitle 

こんにちは。
きょうはブログの内容が違うみたい?。
たいへんイロっぽい画像でビックリ。
こんなの見せてたいただきながら、
又兵衛なる者のお話をたのしく拝見しています。
応援ポチ☆
  • posted by マーチャン 
  • URL 
  • 2020.07/09 11:16分 
  • [Edit]

NoTitle 

独特の画風とか才能もあったのですね。
外国に渡らずによかったです。
応援ぽち2.
  • posted by みかん農家 
  • URL 
  • 2020.07/09 22:41分 
  • [Edit]

こんばんは 

こんばんは。
凄い人なのですね。
波乱万丈の人生かな。
そうでもないのかな。。
その辺も画風に影響をしているのだろうか。
  • posted by 自転車親父 
  • URL 
  • 2020.07/09 22:57分 
  • [Edit]

皆様へ 

こんばんは!
今日もまた雨でしたね。
天気予報はまだ雨マーク。
いつまで続くのでしょう(-_-;)

この作家についてとても興味が湧いてしまい、展示会を見るために、熱海まで足を延ばすことになりました。
残虐な描写、愛と復讐のテーマなど、不幸な生い立ちが影響しているのでしょうね。
  • posted by しずか 
  • URL 
  • 2020.07/09 23:08分 
  • [Edit]

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