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大河ドラマに恋して

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親氏と徳川家

府中駅から、徒歩約3分のところにある称名寺は、寛元3(1245)年、道阿上人一光大和尚開山の古刹。六孫王武蔵介であった源経基が、平将門征伐の際の館跡とされています。

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一遍上人の像
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そして、気になったのが、江戸時代、享和1年(1801年)に、境内の竹林から発掘されたという「世良田徳阿弥親氏、応永一四年四月廿日」銘の墓碑のことです。

親氏は、新田義貞の一族の世良田氏の出で、南北朝の戦乱に破れ、時宗の僧となって諸国を放浪し、三河国松平郷で、在原信重の婿になり、松平親氏と名乗ったのが徳川家康の先祖と伝えられています。
この墓碑の銘文が真実であれば、世良田徳阿弥親氏が、徳川家の先祖ということになります。
しかし、「応永十四年」を「応永一四年」と表記することは、中世にはありえないことで、先祖作りの創作の可能性があるという見解がなされています。

松平 親氏(まつだいら ちかうじ、生没年不詳)は、室町時代初期、14世紀後半頃の三河国の武将で、江戸時代に作成された系譜において松平氏・徳川氏の始祖とされている人物である。系譜によると、親氏は清和源氏の新田氏の支族で、南北朝時代の争乱で南朝方について没落した世良田氏(得川氏)の一族で、世良田有親の子とされている(文献によっては、「世良田親氏」「得川親氏」と表記されることもある)。
親氏は関東(あるいは信濃国浪合村)で鎌倉公方(あるいは斯波氏)の軍勢に敗れ、足利氏の追捕を避けるために父・有親とともに相模国の時宗総本山清浄光寺に入って出家し、徳阿弥(とくあみ)と称したとされる。徳阿弥は部下の石川孫三郎を従えて諸国を流浪し、三河国加茂郡松平郷に流れ着き、在原氏あるいは賀茂氏の血筋を引く同地の領主松平信重(松平太郎左衛門少尉信重)の客人となった。松平信重は徳阿弥の和歌に通じた教養と武勇を評価して婿養子としたので、徳阿弥は還俗して松平三郎親氏(次郎三郎と松も)と名乗ったという。平郷領主となった親氏は、郷敷城を築き、嫡子(兄弟説[2]もある)とされる泰親と協力して「中山七名」と呼ばれる近隣の領主たちを滅ぼし、勢力を拡大して戦国大名松平氏の基礎を築いた。
親氏は武芸に通じ、教養があり、信仰と慈悲の心が深かったという。領内に菩提寺となる高月院を初めとして多くの寺社仏閣を建立し、貧しい領民には援助を惜しまなかった。
しかし、上述したような親氏の出自と事歴については後世の徳川氏・松平氏の主張によるものに過ぎず、証拠となる史料は無く、伝説の域を出るものではない。親氏と泰親は同時代の史料にその名を見出すことができず、実在を疑う説もある。)(Wikipediaより)


はたして、世良田徳阿弥親氏は、徳川家の先祖、新田源氏につながるという説の真偽の程は如何に?

地蔵堂には、日限子育て地蔵が祀られ、子どもの守り本尊として日限を決めてお参りすれば願いが叶うということで信仰を集めています。

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Comment

 

疑問があるにしても、徳川家の先祖がここにあったのですか。
徳川時代になって家康も家系をつくる必要があったのでしょう。
由緒ある出ですね。
  • posted by ラメール 
  • URL 
  • 2011.03/01 13:16分 
  • [Edit]

 

ラメールさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。

ここは、源平史跡として訪問したのですが
思わぬところで、徳川家とも関わりが
ありました。
墓碑は、公開された時期もあったようですが
今は非公開になっているそうです。
  • posted by しずか 
  • URL 
  • 2011.03/01 14:41分 
  • [Edit]

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