fc2ブログ

大河ドラマに恋して

NHK大河ドラマ「どうする家康」「鎌倉殿の13人」「青天を衝け」「麒麟がくる」「いだてん」「西郷どん」「おんな城主直虎」「真田丸」「花燃ゆ」「軍師官兵衛」「八重の桜」「平清盛」「江」の史跡巡りと歴旅紀行

Entries

遠州忩劇 引間城主・飯尾連龍の墓

遠州忩劇(えんしゅうそうげき)とは、永禄5年(1562年)から同9年(1566年)にかけての主に天竜川流域における国衆による今川氏への大規模な叛乱のことをいいます。

桶狭間の戦いで、敗北した今川家の勢力が弱体化すると、今まで今川家に臣従してきた松平元康(徳川家康)が独立。織田家と同盟を結び、今川家との対決姿勢を見せ、今川家に反旗を翻す在地領主も出てきました。

浜松市中区成子町の東漸寺

IMG_0926 東漸寺

東漸寺は、引間城主飯尾豊前守連龍が開基となり、湖西市鷲津の本興寺から日禮上人を開山として、室町時代後期の天文12年(1543)に開創されました。

IMG_0927 東漸寺

境内には、飯尾連龍の墓があります。

IMG_0930 東漸寺

IMG_0928 東漸寺

飯尾氏は、,元は三河吉良氏の浜松荘代官であり、今川氏親の遠江侵攻に際して今川方に属したことで引間城周辺を領するようになった国衆でした。

永禄3年(1560年)今川義元が桶狭間の戦いで討死にすると、駿遠の土豪たちはそれまでどおり今川氏に奉公するか、甲斐の武田信玄につくか、尾張の織田氏、三河の徳川氏に味方するかという選択に迫られました。

永禄5年(1562年)、連龍が松平家康を通じて織田・徳川方に通じたことを知った今川氏真は、突如曳馬城を攻めましたが、今川方は曳馬城を落とすことができず、連龍と和睦し、連龍の籠る頭陀寺城の破却を命じました。

その後、氏真は連龍を駿府に呼び寄せると、永禄8年(1565年)12月、連龍はわずかな供を連れて駿府に入り、駿府城内の一角で氏真によって謀殺されました。

IMG_0929 東漸寺


鬼子母神堂
IMG_0931 東漸寺

子に恵まれなかった飯尾豊前守が日禮上人の言葉に従って、鬼子母神を信仰し、一子を授かったと伝わっています。

また、一説には、誕生したこどもを祝って大凧をあげたことが、浜松まつりの凧合戦のルーツと言われています。


Wikipediaよると

長男に義広がおり、義広の誕生を祝って始められたのが「浜松まつり」の凧揚げであるとされている。その起源は、室町時代の永禄年間(1555年 - 1569年)に、引間城(現在の浜松城)の城主であった、飯尾豊前守(連龍)の長男・義広の誕生を祝って、入野村の住人であった佐橋甚五郎が義広の名前を記した大凧を揚げた、という史書『浜松城記』の記述を定説としていたが、近年になってこの縁起そのものが大正時代の創作であるとする研究が進んでいる。


にほんブログ村 歴史ブログランキングに参加しています。
応援よろしくお願いします!

にほんブログ村 歴史ブログ 歴女・女性歴史ファンへ
にほんブログ村

歴女日記ブログランキングに参加しています。
ご協力お願いしますm(__)m


歴女日記ランキング

スポンサーサイト



Comment

NoTitle 

こんにちは。
夕べの大河が今一でした。
なんかピリッとしたもっとシナリオにと、
思ったところでしたが、どうなんでしょうか。
またまた、この遠州そう劇なるモノもあったんでしたか。
これは、しずかさに聞かない事にはわからない・・。🤩
  • posted by マーチャン 
  • URL 
  • 2023.03/13 10:37分 
  • [Edit]

NoTitle 

関西は日蓮宗や法華宗が
あまり普及しなかったせいでしょうか。
鬼子母神を祀る場所ってほとんどないんですよ。

「恐れ入谷の鬼子母神」なんて言葉も
もう死語ですかネェ。

応援ぽち
  • posted by よっちん 
  • URL 
  • 2023.03/13 17:31分 
  • [Edit]

こんばんは 

こんばんは。
鬼子母神は安産とか育児の神様ですね。
子宝も良いのかな。
こちらだと水天宮が有名です。
水天宮はまた違う流派なのかな?
松戸に東漸寺と言うお寺がありますけど関連はないのでしょうね。
  • posted by 自転車親父 
  • URL 
  • 2023.03/13 20:37分 
  • [Edit]

NoTitle 

凧合戦のは、ここからきているのですね。
応援ぽち2.
  • posted by みかん農家 
  • URL 
  • 2023.03/13 22:37分 
  • [Edit]

皆様へ 

こんばんは!
今日もコメントありがとうございました。

ここは、今まで行ったことがなく、先週訪ねてきたところです。
まさに灯台下暗ですよ(^0^;)
近場ほど知らないことが多いです。
昨日は、この飯尾氏が殺されてしまいましたが、次回はその妻にスポットが当てられます。
  • posted by しずか 
  • URL 
  • 2023.03/14 00:33分 
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

しずか

Author:しずか
毎年の大河ドラマに合わせて旅行、史跡めぐりをしています。

大河ドラマに恋して - にほんブログ村

最新記事

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

光 (3)

FC2カウンター

オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
14位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
歴史
6位
アクセスランキングを見る>>

アクセス解析