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2013.01/12 [Sat]
平維盛の嫡男六代ゆかりの六代松の碑
静岡県沼津市の東間門に近い千本松原の中に六代松碑があります。

六代は、平維盛の息子であり、祖父は重盛、曾祖父は清盛です。
六代は、平維盛の息子であり、祖父は重盛、曾祖父は清盛です。
六代というのは、幼名で、平正盛から数えて直系の六代目に当たることに因んで名づけられました。
実名の「平高清」は、『高野春秋編年輯録』などに記載されていますが、『平家物語』が幼名の六代を用いているため「六代」として知られています。
六代は平家一門の滅亡後、北条時政によって捕らえられ、鎌倉ヘ護送の途中、千本松原において処刑されそうになりましたが、文覚上人の命乞いによって赦免となりました。
しかし、その後文覚上人の謀叛に連なり、処刑されたと伝えられています。

斉藤六範房は、六代の首を千本松原の松の根元に埋め弔ったと伝えられ、この松を「六代松」と称していましたが、松が枯死したので、天保12年(1841)に沼津藩の典医であった駒留正隆の撰文により、枯れた松の傍らに記念碑が建てられました。


六代の松碑(平家物語ゆかりの地)
六代は、平清盛を三代とし、重盛、惟盛、六代と続く平家の頭領となる血を受け継ぐ御曹司である。父親の幼名が五代であったことと符合する。
元服前に壇ノ浦で平家が滅亡(文治元1185年)すると捜し出され、鎌倉に下る途中の千本松原において危うく斬首されるところを文覚上人の力により助けられる。平家の末路を語る上で最も人々の心に残る場面の一つである。その後、出家し妙覚と名乗り、文覚上人の謀反に連座し、謀せられ、その首を共の者が思い出深い千本の松の根元に葬ったと伝えられる。
江戸幕府の命を受けて、道中奉行井上美濃守藤原利恭(としやす)らが文化三年(1806)に完成した『東海道分間延絵図』にも、千本松原の中にある一際大きな松が描かれており、六代御前旧林の文字がある。
民間では、学識の深い俳人秋里離島が寛政九年(1797)に板行し好評を博した『東海道名所絵図』には、文覚、六代御前を助けるの絵と共に他より枚数を多くとって掲載されている。
平家物語の名場面として知られ、東海道の旅人達に親しまれた巨木の六代松であったが、枯れてしまい、これを惜しんだ人々により天保十二年(1842)碑が建てられた。撰文は沼津藩典医駒留正隆により、平家物語を根拠としている。
平成十一年十一月 沼津市教育委員会
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六代は、平維盛の息子であり、祖父は重盛、曾祖父は清盛です。
六代は、平維盛の息子であり、祖父は重盛、曾祖父は清盛です。
六代というのは、幼名で、平正盛から数えて直系の六代目に当たることに因んで名づけられました。
実名の「平高清」は、『高野春秋編年輯録』などに記載されていますが、『平家物語』が幼名の六代を用いているため「六代」として知られています。
六代は平家一門の滅亡後、北条時政によって捕らえられ、鎌倉ヘ護送の途中、千本松原において処刑されそうになりましたが、文覚上人の命乞いによって赦免となりました。
しかし、その後文覚上人の謀叛に連なり、処刑されたと伝えられています。

斉藤六範房は、六代の首を千本松原の松の根元に埋め弔ったと伝えられ、この松を「六代松」と称していましたが、松が枯死したので、天保12年(1841)に沼津藩の典医であった駒留正隆の撰文により、枯れた松の傍らに記念碑が建てられました。


六代の松碑(平家物語ゆかりの地)
六代は、平清盛を三代とし、重盛、惟盛、六代と続く平家の頭領となる血を受け継ぐ御曹司である。父親の幼名が五代であったことと符合する。
元服前に壇ノ浦で平家が滅亡(文治元1185年)すると捜し出され、鎌倉に下る途中の千本松原において危うく斬首されるところを文覚上人の力により助けられる。平家の末路を語る上で最も人々の心に残る場面の一つである。その後、出家し妙覚と名乗り、文覚上人の謀反に連座し、謀せられ、その首を共の者が思い出深い千本の松の根元に葬ったと伝えられる。
江戸幕府の命を受けて、道中奉行井上美濃守藤原利恭(としやす)らが文化三年(1806)に完成した『東海道分間延絵図』にも、千本松原の中にある一際大きな松が描かれており、六代御前旧林の文字がある。
民間では、学識の深い俳人秋里離島が寛政九年(1797)に板行し好評を博した『東海道名所絵図』には、文覚、六代御前を助けるの絵と共に他より枚数を多くとって掲載されている。
平家物語の名場面として知られ、東海道の旅人達に親しまれた巨木の六代松であったが、枯れてしまい、これを惜しんだ人々により天保十二年(1842)碑が建てられた。撰文は沼津藩典医駒留正隆により、平家物語を根拠としている。
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六代松碑!
凄い碑が残っているのですね!感嘆!